季節ごとの体に良い食べもの

夏に食べたい!体に良い食べもの|5~7月

 

 

夏は、
体の新陳代謝がいちばん活発になる季節で、
パワーも全開になります。

 

みわ
みわ

蒸し暑くてイライラしますが、
焦ったり怒ったりしないで、
夏の暑さと日の長さを楽しんで
過ごしてくださいね。

 

汗をかいて、
体にいらない老廃物やほてりを外にだして、
心身ともにスッキリさせましょう。

 

逆に、
体から熱を外にださないと、
秋にカゼをひきやすかったり、
冬にも体調をくずしがちになります。

 

夏の体調不良

●食欲がない
●やる気がでない
●むくみ
●イライラ
●気持ちが不安定
●だるい
●疲れやすい、疲れがとれない
●眠れない
●動悸
●たちくらみやめまい
●頭痛
●便秘や下痢

 

夏の食生活

夏野菜を食べる

きゅうりやトマト、なすやスイカなど、
夏が旬の野菜やくだものは、

熱くなった体を中から冷やしたり、
むくみ解消にもよい食べもの
です。

 

冷たいものばかりをとりすぎない

夏は暑いから食欲がおちて、
どうしても喉ごしのよい食べものや、
冷たい食べものばかりを食べてしまいがちです。

 

冷たいものをとり過ぎてしまうと、
ますますおなかを冷やし
食欲不振になります。

 

胃腸の弱い人は特に気をつけて、

飲み物には氷を入れない、
冷や奴や冷たいお蕎麦には、
ネギやしょうがなどの体を温める薬味をのせる

工夫をしてみましょう。

 

消化の悪い食べものは控える

脂っこい食べものや唐辛子などの
刺激物は消化に時間がかかり、
胃もたれ消化不良を起こしやすくなります。

 

お粥やうす味の煮物など、
胃腸に負担をかけない消化のよい食事

心がけましょう。

 

水分補給はこまめに

水分は一気に飲むと、
体にうまく吸収されませんし、
胃腸に負担がかかってしまいます。

 

水分はこまめに飲んだほうが
体に吸収されやすいですが、

「のどが渇いた」と思ったときには、
すでに体は水分不足の状態
です。

 

のどが渇いていなくても、
飲むタイミングを
つくって水分補給しましょう。

 

みわ
みわ

トイレに行ったらコップ1杯の水分を
飲むようにするといいですよ。

 

 

夏に食べたい!体に良い食べもの

体がむくんだり、
逆に水分不足になりやすい夏は、
水分バランスを整える食べものを食べよう!

 

立夏には新茶を飲もう

立夏は5月6日から5月20日の間で、
暦のうえでは夏のはじまりです。

 

立春からかぞえて八十八夜を過ぎたころの
5月1~3日くらいに、その年はじめての
茶摘みが行われます。

 

「新茶を飲むと、その年は病気をしない」
といわれるほどで、

新茶は心臓を強くして、
血圧や気持ちを安定させてくれます。

 

なかでも緑茶は、
カテキンポリフェノールが含まれて、

食中毒を予防したり、
体のほてりを冷ましたり、
老廃物をデトックスする効能
があります。

 

みわ
みわ

緑茶はレモンの3~5倍のビタミンCが含まれているので美肌効果も期待できますよ。
シミやシワ、タルミ対策に。

 

体に「くびれ」をつくろう

夏は体のラインがでる服が多いので、
痩せたいという人が多いかもしれませんね。

 

ウエストにくびれがあると
女性らしくきれいに見えます。

 

このくびれば女性ホルモンと関係があって、
女性ホルモンが多いほど、
きれいにくびれがあります。

 

豆乳豆腐には、
女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが
含まれているので、くびれ作りに役立ちます。

 

みわ
みわ

肌もしっとりしますよ。

 

どくだみ茶を飲もう

どくだみは6月が旬で、
昔は「毒溜め(どくどめ)」と呼ばれていて、
今でも漢方薬として使われています。

 

どくだみには、
老廃物をデトックスしたり、
体のほてりを冷ましたり、

むくみ解消の効果が期待できるので、

梅雨の体の重だるさ解消には、
どくだみ茶がとてもむいています。

 

また、ミネラルたっぷりなので、
ニキビや吹き出もの、便秘解消、
糖尿病や動脈硬化の予防
も期待できます。

 

みわ
みわ

私も中学生のころは
ニキビがあったので、
どくだみ茶を飲んでいました。

 

ミントを入れると、
サッパリして飲みやすくなりますし、
薬草風呂みたいにお風呂に入れると
腰痛に効果的です。

 

 

夏至には冬瓜を

夏至は毎年6月20日ころで、
梅雨まっただ中です。

 

みわ
みわ

このころの食べものといえば
冬瓜(とうがん)ですね。

 

冬瓜の種は、熱中症、気管支炎、ぜんそく、
腎臓病などの漢方薬として使われています。

 

実のほとんどは水分ですが、
ビタミンCやカリウムがたくさん含まれて、
しかも低カロリーなので、
ダイエットや美肌づくりに向いています

 

また、消化がよいのでお腹にもやさしいですし、心筋梗塞、高血圧、動脈硬化の予防も期待できます。

 

スイカは皮まで食べよう

夏の暑さで体がほてると、
どうしても水分が不足しがちになるので、
水分補給にはスイカがおすすめです。

 

スイカは、
夏の暑さでほてった体の熱を冷ましたり、
むくみなどの解消に役立ちます。

 

ほかにも、喉の渇きもやわらげてくれます。

 

また、
赤い身の部分よりも、皮のほうが栄養があって、
冷えの改善疲労回復集中力アップ
アンチエイジングも期待できます。

 

みわ
みわ

スイカの皮は漢方薬としても
使われているんですよ。

 

きゅうりと同じ感覚で、
塩昆布などでお漬物にすると美味しくいただけます。

 

ただ、
スイカは体を冷やす性質があるので、
冷え性が気になる人は
食べすぎに注意しましょう。

 

おへそのまわりを手で触ったときに、
冷たく感じたら、
体の中が冷えているサインです。

 

胃腸の弱い人は桃を

桃は夏が旬ですが、
果物のなかでもめずらしく
体を温める食べものです。

 

胃腸を冷やさないので、
お腹の弱い人におすすめです。

 

砂糖を上手に使いわけよう

砂糖の原料は大きくわけて2つあります。

 

さとうきびが原料の
黒砂糖、きび砂糖、三温糖、白砂糖は
沖縄など暑い地方でとれるので
体を冷やす食べものです。

 

なかでも、
黒砂糖はまったく精製していないので、
ナトリウム、カルシウム、鉄などの
ミネラルがたくさん含まれています。

 

真夏は、汗と一緒に体のミネラルを失うので、
熱中症予防や貧血予防には黒砂糖がおすすめ
です。

 

反対に、
砂糖大根(てんさい)が原料のてんさい糖は、
北海道など寒い地域でとれるので、
体を温める食べもです。

 

てんさい糖は、
オリゴ糖がたくさん含まれていて、
ビフィズス菌を増やして元気にする、
おなかにやさしいお砂糖です。

 

冷え性が気になる人は、
夏でもてんさいとう糖がおすすめです。

 

ちなみに、
白砂糖や三温糖は精製されているので
ミネラル分は取りのぞかれていますが、

肌の乾燥や口の乾きを防いだり、
リラックス効果もあります。

 

夏限定の甘酒入りスムージー

暑いと汗をかいて、
水分だけでなくミネラルも失ってしまいます。

 

水分の多い野菜やくだものを食べると、
水分と一緒に栄養も補給できます。

 

スムージーは、
くだものや野菜の栄養を効率よくとれて、
また消化のよい飲みものです。

 

そのまま食べるよりも、スムージーにすれば、
一度にたくさんのくだものや野菜などが
とれます。

 

砂糖の代わりに
食べる点滴といわれる甘酒を入れると
夏バテからくる疲労回復食欲不振
役立ちます。

 

みわ
みわ

ただ、スムージーは体を冷やす作用
があるので、
8月7日の立秋までの「期間限定」で
楽しんでください。