先日、母を連れて「中馬のお雛さん」に行ってきました。
母は昭和一桁生まれで、もうすぐ90歳。
少し足を悪くしていますが、毎朝のウォーキングは欠かさないし、畑仕事もしたりして、とても元気です。
これまで母と2人で出かけることは、ほとんどなかったんですが、子供たちもそれぞれ独立して、私も自分の時間が増えて、ふと、まだ母が元気で歩けるうちに、色々な場所に連れて行きたいと思うようになったのがきっかけで、誘い出しました。
中馬のお雛さんって?
中馬のお雛さんは、愛知県豊田市の足助という地域で、毎年、2月中頃から3月中頃まで行われているお雛さんのイベントです。
紅葉で有名な香嵐渓のすぐそばに、昔なつかしい静かな街なみがあります。
そこに並ぶ民家や白壁の商家に、古くから伝わるお雛さんや土びな(土人形)が玄関先や店内に華やかに飾られていて、のんび〜りと町並みの散策を楽しめるようになっています♫
中馬とは?
江戸時代から明治の後半まで、名古屋・岡崎方面から足助を経由して信州までの道を「中馬街道」とか「塩の道」と呼んでいて、三河湾で取れた塩などを、馬で信州へ運ぶ主要な道でした。
そのころの足助の町は、信州は向かう中継地点で、宿場町、商業地として栄えていました。
足助にある宿では、馬を使って物を運ぶ人たちが山道を運びやすいように、塩などを小分けにして積み直していたそうですよ。
この馬を使って物を運ぶ信州の同業組合の人たちのことを「中馬」と呼んでいたそうです。
足助八幡宮、足助神社へ
まずは、駐車場からイベント会場に向かう途中にあった足助八幡宮と足助神社へ行こう。ということになりました。
こちらが足助八幡宮。とても立派な境内ですね。
私たちの他には誰もいなくて、ゆっくり詣ることができました。
足の神様では、母がしっかりと詣っていました。
「来て良かった〜」
と喜んでましたよ^^
そして、母は足のお守りを購入。
私はおみくじを引きました。
結果は吉。「人生は健康が第一」とのお言葉をいただきました。
足助八幡宮の隣にある足助神社へ。
夢が叶うように、しっかりと神様にお願いさせていただきました笑
お雛さんを散策
街並みに入って、さっそく散策開始です!
こちらはカフェの店先に飾られていた、ちょっと変わったお雛さん。
よく見かけるお雛さんより、ひとつひとつがとても小さいくて可愛らしい♫
丁寧に箱に入れたままの状態で飾ってありました。
手前にある向かって左側は江戸時代のお雛さん、右側は明治時代のお雛さんだそうです。
顔の大きさが全然、違います(汗
ランチは牛朴葉味噌御膳。
朴の木の葉っぱの上に甘い味噌と一緒に野菜や牛肉を乗せてあって、焼いて食べる料理です。
朴葉のいい香りと味噌の味が染みて、ご飯にとてもよく合います!
美味しくて、あっという間に完食でした^^
朴葉は「朴の木」という木の葉っぱで、朴の木は漢方薬にも使われているんですよ。
厚朴(コウボク)という芳香性の生薬で、夏に木の皮をはぎとって乾燥させてから、細かく砕いたもので、胃腸の調子を活発にしたり、気管の働きを整えてくれます。
ランチの後は、お茶屋さんで温かい甘酒をいただきました。
そして、和菓子屋さんでは、大福と、
塩の道という足助の和菓子をゲット♫
どれも美味しそうだったので、また今回も買いすぎてしまいました笑
まとめ
いつもなら食の細い母なので少し心配でしたが、ランチで頼んだカツ丼をペロリと食べていました。
それを見て、あー楽しかったんだなぁって感じたのと、いつまでも元気でいてね。と思いました。
2時間ほどの散策でしたが、母はよほど嬉しかったのか、帰宅後に私と出かけたことを近所の人に話したらしく、
「娘さんと出かけられて羨ましいね。やっぱり女の子はいいね〜。」
って言われたよ〜。と笑
また今度、一緒に出かけようね〜。