春は心身ともに活動的になる一方で、五月病や花粉症などで心や体のバランスが崩れたり、肌荒れが気になる季節ですね。
春に影響を受けやすいのが、「肝」なんです。
そこで、今回は肝機能をいたわって、体のバランスを整える、
春キャベツと鮭のレモンバター蒸し
のレシピをご紹介します。
美肌効果も期待できるので、是非、作ってみてくださいね。
材料と作り方
材料 2人分
●キャベツ 4〜5枚
●鮭の切り身 2枚
●レモン 輪切り2枚
●バター 10g
●塩・コショウ 少々
●お好みできざみネギやハーブなど
作り方
①鮭に塩少々して、5分ほどおき水気をふく。キャベツは5ミリ幅にカットする。
②フライパンにアルミホイルを敷き、キャベツ、鮭、レモンスライス、バターの順に乗せる。
③アルミホイルでくるんでフライパンにフタをして中火で5分ほど加熱したら、弱火でさらに7、8分ほど加熱する。
④火が通ったらホイルを開き、お好みでネギやハーブを乗せる。
バターは花粉の症状を助長する場合があるので、花粉症の人はアマニ油やエゴマ油を使いましょう。油を使わずに調理しても、おいしくいただけますよ。
薬膳の効能
【 キャベツ 】胃腸の改善に
キャベツは胃腸を元気にする食べ物で、疲れやすい人や虚弱体質の人にオススメです。
食欲増進や胃もたれ、ゲップ、胸のつかえ、胃痛、お腹のはりがあるときや、胃潰瘍や十二指腸潰瘍予防の効果も期待できます。
キャベツには、ビタミンCをはじめ、様々なビタミンが含まれていて、胃腸薬の名前でおなじみの「キャベジン」は、キャベツに含まれるビタミンUから名付けられているんですよ。
生のにんじんに含まれるビタミンC分解酵素は、キャベツのビタミンCを破壊してしまうので、キャベツとニンジンを組み合わせるときは、ニンジンは生じゃなくて、加熱してから使いましょう。
【 鮭 】血流、お腹の冷え、胃腸改善に
鮭は、胃腸を温めて消化機能を高める食べ物で、風邪をひきやすい人や冷え性の人にオススメです。
胃弱や消化不良、血流を改善したり、水分の代謝をよくするのでむくみが気になるときに食べると、むくみが解消されます。
鮭の身に含まれる赤い色素のアスタキサンチンの抗酸化力は、ビタミンCの6000倍、ビタミンEの1000倍ともいわれていて、アンチエイジングや疲労回復に効果的ですよ。
【 レモン 】リラックス効果
レモンは、気の巡りを改善して、体を潤し、熱を冷ますので、ストレスを感じたり、のぼせや肌が乾燥するときに食べるのがオススメです。
他にも、のどの渇き・空咳・めまい・吐き気なども解消します。
レモンはビタミンCを多く含んでいるので、美肌効果やかぜ予防も期待できますよ。
【 バター 】便秘、肌の乾燥の改善に
バターは体に潤いを与える食べ物で、肌の乾燥が気になるときや、便秘や便がかたいときにオススメです。
他にも、気や血を補うはたらきがあるので、元気がでないときや疲労回復にも効果的です。
料理のアクセントとして少量だけ使うようにします。